うつ病の診断

うつ病の診断

よく「うつ病」を発症しているか診断には、いくつかのチェックシートが用いられます。
その中でも、一番メジャーなチェックシートが「DSM」と呼ばれるモノです。
これは、アメリカの精神医学会が発行している精神障害の診断と統計のマニュアルです。
1952年の初版から新しい発見や症例などを合わせて改版を重ね、現在の主流となっているのが第四版となる「DSM−W」です。

本格的なチェックシートは病院や会社の健康診断などで用いられます。
なので、ここでは診断基準として用いられている質問と、他にも使われているチェックシートを紹介します。

「DSM−W」の質問

1.1日中憂鬱な状態が2週間以上続いている
2.やる気がなく面白くない状態が2週間以上続いている
3.食欲の変化により体重が1か月で5%以上増減している
4.寝付けない、1日中眠い、夜中に何度も目が覚めるなどの状態が2週間以上ある
5.死について考えたり、自殺したいと考えることが繰り返しある

これらの他にいくつか項目があり、当てはまる数で「うつ病」の診断を行います。
このチェックシートは、うつ病が重症化している場合には有効と言われています。
目安として、チェックを受ける2週間前後の身体や精神の状態を問い掛けています。

では、もう少し軽症のうつ病を判断するにはどうするか?
その場合は、世界保健機構が作成した「ICD」というチェックシートが用いられます。
こちらも改版が重ねられ、今は第10版である「ICD−10」が使用されています。
このチェックシートも、DMSと同様に2週間の状態を振り返ってチェックを行います。

「ICD−10」の質問

1.憂鬱な気分がある
2.やる気が出ない、楽しくない
3.疲れやすい、面倒だと感じる
4.集中力や注意力がなくなった
5.自分に自信がない

因みに、この様なチェックは最近ではインターネットにも出回っている事があります。
中には、うつ病の段階までチェックできるタイプも登場しています。
しかし、自己判断で「軽度」と分かったからと安心して、放置してはいけません。
自己満足は治療を遅らせてしまう原因となりますので、症状に気付いたり注意されたら、必ず医療機関に行って正しい判断をしてもらってください。

 
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